漢方豆知識
2020.04.21

漢方から免疫を考えてみる①

食べ過ぎ注意というお話

免疫力という言葉が、これまで以上にフォーカスされていますね。同じようにウイルスに晒されても全ての人が感染症を発症する訳ではなく、しっかり免疫力が働けば健康を維持できる→免疫力をアップさせましょう→栄養と睡眠をしっかりとりましょう、とよく聞くようになりました。

これはこれで間違いではありませんが、自宅にこもりがちな生活のなか、「栄養をしっかり」というお墨付きを得て過食がちになる方も多いとか。

ところで、漢方では生体を維持する3つの要素を「気・血・水」と呼び、この3つが過不足なく、滞りなく循環することで健康が維持されると考えます。つまり、免疫機能もこの3つが健全であってはじめて正常に働くという訳です。

食べ物は気血水の源ですが、食べ過ぎは胃のなかに余分な水(ちなみに専門用語では「痰飲(たんいん)」といいます)生じさせ、消化吸収を疎外してしまいます。また胃に余分な水があると全身のだるさや目眩の原因になったり、咳や鼻汁の原因になったりと全身に影響を及ぼします。これでは外からくるウイルスと十分戦うことはできませんね。

胃に余分な水を生じさせやすい食事として、甘いものや脂っこいもの、アルコールはよくないとされています。自宅に備蓄しやすいお菓子、パスタやラーメン、手軽にテイクアウトできるファストフードなどの摂り過ぎはありませんか?

自分の胃に余分な水がないか判断する簡単な方法として、舌診があります。舌に白色や黄色の苔がベッタリついている方は要注意、食生活を見直してみてくださいね。

(今回はしのぶが担当しました)