反り腰(骨盤の前傾)は、日々の無意識な癖が原因であることが多いため、日常生活で以下のポイントに注意することが重要です。
1. 立ち方・姿勢の意識
- お腹を引き上げる:反り腰を治そうと腰を意識をしすぎるとかえって猫背のようになってしまいます。注意すべきは背中側ではなく、お腹側。反り腰の方はお腹の力が抜けて突き出したようになりがちです。腹筋に少し力を入れて、お腹を立てておく意識を持ちましょう。
- 重心の位置: 立っているときに足の親指側に重心が寄りすぎると腰が反りやすくなります。特に内股の方に多いですが、立つときは足の裏全体で地面を捉えるよう意識しましょう。理想は親指の付け根に25%、小指の付け根に25%、踵に50%です。
2. 日常動作の注意点
- ハイヒールの常用を避ける: つま先立ちに近い状態になるハイヒールは、バランスを取るために骨盤が前傾し、反り腰を悪化させます。
- 靴紐はしっかり、踵もホールド:反り腰の方は重心がつま先側に流れているため、靴の踵がパカパカしやすくなります。また、ゆるい靴を履いていると歩く度に足が前方に押し込まれ、前に滑るのを止めようとして足の指を曲げる癖がつきやすくなります(ハンマートゥ)。これを予防するには甲の部分でしっかりと紐を結ぶことが大切です。靴を選ぶときは、つま先はゆったり、甲と踵はしっかりホールドしてくれるものにしましょう。
- 座り方: 長時間のデスクワークでは、骨盤を立てて座ることを意識してください。椅子に浅く座って背もたれに寄りかかると、腰が反りやすくなるため注意が必要です。
- 寝る時の姿勢: 仰向けで寝ると腰が浮いて痛む場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを入れると腰の反りが和らぎます。
3. 筋肉のケア
- 股関節周りをほぐす: 反り腰の人は、太ももの前側(大腿直筋)や股関節の前側(腸腰筋)が硬くなっていることが多いです。これらをストレッチで緩めることが有効です。
- お腹とお尻の筋トレ: 骨盤を支える腹筋(特に深層筋)や、お尻の筋肉が弱いと骨盤が前に倒れやすくなります。無理のない範囲で体幹トレーニングを取り入れましょう。